ランは・・・SUGOI-neを食べる???
  本当の姿は、ラン菌がSUGOI-neを分解(静かな燃焼)している。
   ラン自生地には毎年新しい枯れ葉、植物死骸が生産されている。
    炭素循環が持続可能な条件が具わっている。



 SUGOI-neはエネルギーの塊。
 生の樹皮で製造するからである。
 樹の生の樹皮というのは炭酸ガスと水と太陽のエネルギーから作られたもの。
 地球の炭素循環システムの中で合成されたものである。
 だから樹皮も枯れ葉も・・・燃える!
 「落ち葉焚き・・・」
 庭の枯れ落ち葉を集めての落ち葉焚きは晩秋の・・・日本の光景、風物詩であった。
 のどかな農村、集落の風景であった。
 ・・・童謡にもなった。

 この落ち葉焚きの熱エネルギー。
 ラン菌によるリグニン、セルロースの分解も一つの燃焼である。
 静かな燃焼と・・・呼ぶ。
 SUGOI-neが、ラン菌の分解で燃える生樹皮を原料にしたのは、
 自然界のおける枯れ落ち葉の炭素循環をラン栽培に構築するためである。
 これまでのラン栽培では、コンポストを劣化させる微生物による分解は、
 出来るだけ削除したいことであった。
 ランの生長はもっぱら肥料に依存する栽培であった。
 菌根植物であるランにおいて、肥料で作る栽培では根本から無理がある。
 自生地では誰も肥料を与えてはいない。
 枯れ落ち葉の炭素エネルギーで生きているのである。

 SUGOI-ne。
 これは、ペレットストーブの燃料にもなる。
 1300℃で燃焼させると約6%の灰がでる。
 つまり、約94%が酸化して燃える。
 SUGOI-neを完全にラン菌が分解すれば約6%のミネラルなどの成分以外は、
 ランの生長のエネルギーとなる。
 エネルギー保存の法則である。
 SUGOI-neの約94%は、SUGOI-ne1号で約2年静かな燃焼して燃え尽きる。
 SUGOI-ne2号ゴールドでは約3年静かな燃焼して燃え尽きる。

 SUGOI-ne鉢を植え替えたとき、SUGOI-neの重量は、
 植えた時に使用したSUGOI-neの約15%ほどに減少している。
 100kgが約15kgまで減少している。
 85kgは、約3年の栽培期間中にランがSUGOI-neを食べた計算である。
 これまでのコンポストでは、ここまで激しく分解するものでは、 ラン栽培は出来なかった。
 微塵になって根腐れを起こしたからである。
 水ゴケ、バークが微塵まで劣化すれば、100%根腐れが起きる。
 しかしSUGOI-ne栽培では、ここまで分解しても根腐れは起きない。
 これまでの経験では考えられないことである。
 多湿でも燃え尽きる前であれば根腐れは起きない。
 ラン菌の存在。
 ラン菌が元気であれば・・・。
 ラン菌が生息しているということは、こんなに重要なことだったのか!
 改めて、自生地という環境の重大さを再認識しなければならないことである。


 水ゴケの自生地。
 清らかなほとんど養分を含まない清水のところに自生する。
 したがって、その細胞ににもほとんど養分は含まない。
 材木腐朽菌が繁殖出来る養分はないから、急激な腐植化は進行しない。
 寒冷地では腐植分解しないで長い年月堆積するからピートモスになる。
 これをラン栽培に使用し、窒素肥料を与えれば、材木腐朽菌が急激に分解を始める。
 水ゴケの自生地にはない分解速度、約3年で腐植劣化する。
 ラン菌のいない状態での劣化はランの根に致命的である。
 悪玉菌が繁殖している。

 そういうことであるなら、最初から腐植しない岩石のコンポストはどうかという考えが起こる。
 それで軽石。
 全然養分が無い。
 ラン菌がいない。
 枯れ落ち葉が無い。
 炭素循環はない。
 野菜の礫耕栽培と同じ理屈のラン栽培である。
 ランが菌根植物であるという根本が削除されている。
 驚くことに、パフィオのブラキがナンプ病に弱いから「礫栽培」ということが行われる。
 全く・・・逆なことである。
 礫にはランに取ってラン菌どころか有用な菌も生息できないから、
 これに肥料をやればナンプ菌が大繁殖する。
 ブラキにとって、最も危険なのは礫栽培なのである。
 肥料浸けの栽培にならざるを得ないからである。


 ランの元気の源は、ラン菌による炭素循環の糖エネルギーである。
 ラン科植物には「腐生ラン」が存在する。
 光合成をしないで、枯れ落ち葉由来の炭素化合物・・・糖で生きているランである。

 この狡猾なまでの進化のDNAは、ラン科植物に共通のものである。

 ランの自生地には必ず枯れ落ち葉、植物の死骸がある。
 着生ラン。
 このランの種子は、空中で発芽するのではない!

 
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